手に職を身に着けること
学び直しつつ地方転職
8月7日の日経新聞。
大企業社員向けに地方の中小企業への転職を後押しする取り組みを経産省が行うらしい。
単なる転職ではなく、地方の大学で学び直しをしながら転職の後押しをするとのこと。
また、現在勤めている会社を退職or休職することになるが、大学にいる期間中(半年)は180万円の資金が与えられる。
スキルの少なさと長時間労働
「社会人がビジネスパーソンとしてしっかりとしたスキルを身に着ける。」という動きは、働き方改革を活発化させる機運を高めると思う。
日本企業での長時間労働を作る温床になっているのは、
大学で得られるスキルの少なさだと私は考えている。
日本の大学では一度合格した後は、相当なことがない限りそのままベルトコンベアに乗ったように卒業し、就活をし、就職するケースがほとんどだ。
出席するだけで単位がもらえる授業
テストの答えをほぼ言ってしまう教員
単位のための授業・教育
こんな教育では、もちろんビジネスで使う力は手に入らない。
手に職がないのだから若手が会社で価値を生み出すには必死に長い間働くしかない。
何かを学ぼうとせず、変わろうとしない人は当然、長時間での成果にしがみつく。
その慣行が続くことが、生産性の低い長時間労働につながる。
手に職をつけることは、
・少しでも人より早く
・高付加価値な成果を
・より社会のためになる仕事を
これらの達成に近づくため、働き方改革にとってとても重要なことだ。
今後求めらること
今会社には、昔モーレツに長時間働いた見返りとして、
出世しているオジサンたちが多いのではないか。
そんな人たちの価値観を押し付けられることなく、
自分の力で高付加価値な成果を出すのはほかの人にないスキルを身に着けることだ。
短い時間で高い成果を求められる現代のビジネスパーソンには、
競争力を高めるためのスキルが欠かせない。
終身雇用ではない現代において自分で社会に貢献する力は不可欠だ。
スキルがないオジサン・これから成長する若手
が主体的に貪欲に”学ぶ”ことが今後の日本を明るくすると思う。